嫌だからと言う理由だけで、長年勤めた会社を辞め転職をした結果。
わたしが新しい職場でなじむのに時間がかかり、転職に対して考えが甘かった事などを書いたものが本記事の内容となっています。
わたしは40歳間近で、17年ほど勤務した会社を辞めました。
辞めた理由は会社が嫌だったから。
なんとも子供のような言い訳ですが、あの頃のわたしはどうしても会社に行くのが嫌になってしまい、辞めるという選択肢いがい考えられなくなっていました。
今思えば当時は、仕事で様々な事が絡まり合い疲弊し、会社の方針についていけず、自分自身の将来に不安を感じたというのが本音です。
同じ職種に転職しても結局前職と変わらなかった
わたしが愚かだったことは、ただただ後先考えずに辞めたこと。
転職の際に自身のスキルアップのため、キャリアを積むためといった理由でもない。
特にやりたい仕事があったわけでもない。
飲食業界が嫌で辞めたのだけど、結局はまた飲食業界に戻ってしまったのです。
そしてハローワークで就活をはじめた際、30歳を過ぎているのなら、転職する際には十分注意を払わないといけないと思い知らされました。
その時は少しばかり貯金もあったし、ゆっくり探せば
何とかなるかな
なんて思っていた大馬鹿者です。
なぜなら企業はそのくらいの年齢からある程度のスキルと知識をもっているのは、あたりまえととらえているからです。
当然即戦力で雇いたいですし、教育のコストもかけたくありません。
今までの経験を活かしスキルのある人だったら、すぐに新しい職場でも活躍できますから。
わたしは飲食業以外で職探しをしていましたが、辞める前に独学で資格をとったわけでもなく、就活で武器になるものは何もないですし、年齢的にも厳しく世間の風当たりは強く相当なものでした。
コレは、いよいよヤバいぞ・・・
吊るしかないか(汗)
なんて変な考えもあたまをよぎるようになってました。
就活から5ヶ月くらいが過ぎた頃、また飲食業界へ転職することを決めました。
これでもこの業界で店長を10年ほど経験し、それなりにスキルはあると思っていたのですが、応募に対して多少の不安はありました。
しかしこの業界は万年人手不足と、自身のスキルを評価され1社目で採用を頂く事ができ、なんとか生きていけるかなと安堵しました。
新しい職場でのわだかまりが募る
飲食業界に戻ると決意をしたのはいいけれど、仕事に慣れてくるほど今までの経験が逆に邪魔をしてくるのです。
もっとこうすればよくなるのに。
なぜこうしないんだろう?
とか、店の方向性が見えてくるほど、今までの自分のやり方で物事をみてしまい比べてしまう。
転職するとき
初心に戻って1から出直そう!
そう決めたのにです。
なんとも幼稚な悩みといわれそうですが、わたしにとってはこの時が一番きつかったです。
あの頃は、商品などの売り場のつくり方。
シフトの作り方や、アルバイトへの指示など少なからず不満がでてきましたね。
しかし、豪に入ったら郷に従え。
その言葉のようにグッとこらえ、その職場でのやり方を吸収しようと努力しました。
覚悟はしていましたが、このグッとこらえるというのがなんともやるせない気持ちでした。
職場での信頼を得れば、わたしの発言にも耳を貸してくれるだろうとは思いましたが、なにぶんまだまだ仕事を覚えている途中です。
はやく一人前になりたくて仕事中はもちろん、帰宅してからも書いたメモをみて、必死に復習をしてましたねw
そして半年も勤務した頃には、ほとんどの作業をこなせるようになり、少しはアルバイトからの信頼を得てきていたのか、仕事に対する自分の意見を聞き入れてもらえるようになったのです。
おわりに
わたしの、しょーもない転職話は以上です。
もしも、わたしと同じく飲食業界に勤めていて、この先転職を考えていらっしゃるのであれば、転職後の事は在職中に決めておくと吉です。
40にもなって何も考えずに辞めた、そんな無謀なアホはわたしくらいでしょうがw
ハローワークの職員の方も言っていましたが、やりたい仕事がないとわたしと同じくまた飲食に戻ってしまう確率は高いそうです。
嫌だから辞めたのに、また同じ業界だと待遇や仕事内容で前職と比べてしまうと思うのです。
わたしがそうでした(汗)
何度も転職していると、その内ドンズまりになって飲食業界すら採用が怪しくなってきますし、わたし自身、次の仕事は最期まで務められるよう探しています。
人生最期には笑えるように。