石炭化石館に行く前に読んでおきたい記事
1976年に閉山した磐城炭田
その歴史などを残しておきたいという思いから、86年にいわき市湯本にある石炭化石館ができました。
湯本駅からも近く、国道6号沿いにあるのでアクセスも抜群なこの施設。
化石や昔の磐城炭田の頃の様子などを忠実に再現しているので、お子様連れはもちろん大人が見ても楽しめることまちがいありません!
- 石炭化石館へのアクセス
- 化石館の見所は?
- え!?怖い話も!!
以上3つに絞り記事にまとめました。
石炭化石館へのアクセスは?
非常にアクセスはいいですので安心して下さい。
車の場合ですと、国道6号沿いにありますのですぐわかります。
注意点は、6号の湯本の街中を走る旧道沿いということです。
6号のバイパスにのってしまうとつきませんので注意です。
外観です
この屋根の上の炭鉱のころをイメージした、丸い輪っかが目印です。
電車で行く場合
湯本駅から徒歩1キロほど
こちらも迷うことなく行けると思います。
しかも湯本駅周辺は温泉街。
県内でも有名な、さはこの湯や湯本駅のホームにも足湯があったりして、電車の待ち時間に利用してもいいかもしれません。
↑さはこの湯
↑湯本駅の足湯です(ホームにあり)
近隣にスパリゾートハワイアンズという施設があります。
当時の炭鉱で1トンの石炭を掘り出すのに、約40トンもの温泉を排水していたのだとか。
その温泉も再利用できないかと考え出されたのが、常磐ハワイアンセンターなんです。
今ではスパリゾートハワイアンズとなっていわきの人気観光地となっていますが、過去には経営悪化で存続を危ぶまれることが、何度もあったといいいます。
そのとき一気に立て直すことができたのがこの映画
フラガールです。
松雪泰子や蒼井優が出演。
当時の炭鉱の様子、ハワイアンズができるまでが描かれていています。
わたしのイチオシの映画です!
化石館の見どころ
一般
個人 650円 団体 580円
中・高・大学生
個人 430円 団体 390円
小学生
個人 320円 団体 290円
駐車場無料
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日第三火曜日
JAFの会員証や子育て応援パスポートを持っていると割引が適用されます。
場内にはD51も展示されています
当時の炭鉱あとも
昭和天皇も炭鉱にこられたこともあるのだとか。
その際スーツ姿のまま炭鉱に降りられて見学され、当時の炭鉱で働く人達はかなり元気づけられたそうです。
館内には化石がたくさん展示されています。
1968年いわき市の地層から発見されたフタバスズキリュウの化石も展示
当時高校生だった、鈴木さんという方が近所の川(大久川)で見つけたんだそうです。
実は以前にも専門家が調査をおこなっていたけど、何も成果は残らず。
偶然とはいえ高校生が化石を発見したことは、当時としては一大ニュースだったのです。
エレベーターで下に降りると、当時の炭鉱の様子も忠実に再現されていてびっくりします。
ネットでも書かれている記事をよく見ますが、館内はとても暗いです。
週末や祝日は来客も多くて、賑やかですが、平日はだーれもこなくて有名です。
貸し切り状態で館内を楽しめますが、炭鉱ゾーンは暗くてちょっと怖いので注意。
ちょっぴり怖い話
実は石炭化石館の炭鉱ゾーンでは、出るんじゃないかというウワサ聞いたことがあるのです。
なんでも小さい子供によく見えてしまうそうで、こんな話を聞いたことがあります。
ある親子が化石館に行った時のこと
化石館の石炭ゾーンのエレベータに乗って降りはじめた途端に、急に子供が泣き出したのだそうです。
??
さっきまで元気だったので、どうしたんだろ?
そう思って声をかけたところ
子供はこう答えたそうです。
天井に顔がたくさんついてる
そいつらが僕をにらんでるんだ!
・・・・
ごめんなさいフィクションです(_ _)
でも心霊とかではなく本当に炭鉱の仕事は、それはそれは大変だったんだそうです。
昭和22年~から過去5年間で、300名近くの犠牲者がでるほどの危険な作業場だったんだとか。
事故原因は、採掘中に落盤やガスに引火して火災など。
炭鉱の狭くて暗い場所で、そんな事故にあったらと思うと恐怖しかありません。
また飯場とよばれる組織体制がひかれ、それは凄惨をきわめたそうです。
まずタコ部屋のようなところに住まわされ、給料なんてないようなもの。
逃げだそうものならみんなでよってたかってリンチされたそうです。
カイジのリアル地下施設そのものですね
また炭鉱経営が傾きはじめたとき多くの人がリストラされたそうです。
その当時は人身売買が横行していたそうで、リストラされた妻帯者は、妻や娘を少しのお金のために、泣く泣く都会に送り出していたそうです。
そういった過去から心霊の類いのはなしが、うまれたのかもしれませんね。
過去の炭鉱事故で、もっとも悲惨だった夕張炭鉱の記事はこちら
おしまい