国産MMORPGファイナルファンタジー14の魅力に取り憑かれたワタクシ。
私が小学生や中学生の頃、友達の家でワイワイファミコンをしていたのはよく覚えています。
しかし、ゲームをやっていた記憶があるのは、随分昔のことで20代以降は全くゲームにふれることもしませんでした。
そんな私が、いい歳してオンラインゲームにどっぷりハマってしまい、一時はゲーム中心の生活になってしまっていました。
ゲーム中心の生活は約3年間も続き、今思えばゲーム中毒といってもいいくらいでした。
その生活から苦労して抜け出し、失ったものも大きく大変だった事などが、本記事の内容になります。
私がのめり込んでいたゲームは、ファイナルファンタジー14。(以下FF14)
FF14といえば、累計プレイヤー1400万人を超える超大型オンラインゲーム、国内NO1といっても過言ではないくらいの人気MMORPGです。
MMORPGとは?
簡単に言ってしまえば、オンラインで世界中の人たちとゲームの中で、一緒に遊ぶことができるのです。
- 仲間と一緒にダンジョンに行って強敵を倒す。
- 出会った人たちとチャットして、交友を深めてフレンドになる。
- 装備を作ってそれを売ったお金で家を建てる。
- 親しくなった女性キャラと結婚できたり等々。
敵との戦闘も楽しかったですが、結婚システムなど、実際に生活しているかのようなコンテンツが充実していました。
昔のファミコンや初期のプレステの様に一人でやったり、もしくは友達の家で集まってゲームをするのではなく、MMOは不特定多数の人たちと遠く離れていても、一緒に遊ぶことができる。
それがオンラインゲームであり、それこそが私がハマってしまった、最大の魅力だったのです。
大げさな表現ですが、ゲームの中にもう一つの自分の世界があって、そこでみんなで一緒に生活していく、MMORPGとは、そんなゲームです。
MMORPGは、オワコン!
何年か前からネットではそんな事言われています。
しかし、FF14運営チームのプレイヤー目線の丁寧なサービスによって、発売から5年たった今でもMMORPGは、根強い人気が続いています。
ゲーム中心の生活とは、どんな状況だったのか?
どのような状況をゲーム中心の生活と呼ぶのか?
私がゲームから抜け出すのに一番苦労した点は、ゲームの中のフレンドとの約束が、自分の中で一番になってしまっていることでした。
例えば、フレンドと一緒にダンジョン攻略にいくから、お風呂やご飯の時間は、ゲーム内の時間にあわせる。
段々症状がひどくなってくると、会社で飲み会に誘われても、ゲーム内のフレンドとの約束を優先してました。
休日の友達の誘いも断るようになったり。
寝る時間さえも、ゲームの進行に合わせていて、昼間は常に寝不足の毎日でした。
この時の私は
ゲームの世界が、自分の中の現実世界になってしまっていました←これ言い過ぎではなく、本当にそんな感じでした。
普通に生活してる人から見たら、異常としかいいようがありません。
しかし、この時の私は、生活の全てがゲーム中心だったのです。
なぜそれほどのめり込んでしまったのか?
あの生活が過去の出来事になり、冷静になって考えると以下の様なことが思いつきます。
- リアルの生活が孤独
- 仕事のストレスや嫌な出来事からの逃避
- ゲームの中では違う自分でいられる(私が理想とする人物)
リアルの生活が充実していない
当時の私の状況です。
独身で当然彼女も無し(これは今も変わらない 涙)、しかも転勤族で休日など一緒に遊ぶ友達が身近にいなかった。
職場以外で話し相手も無く、あの時孤独を感じていたのは、今でもよく覚えています。
しかしゲームの中では、沢山のフレンドがいました。
ゲームの攻略の話や他愛のない世間話。
まるでリアルの友人、恋人の様に話をしてゲームの中でだけは、孤独を感じずに済んでいたのです。
今にして思えば、ゲームにのめり込む要素がありすぎるヤツでしたね。
現実の嫌な事を忘れられる
あの当時、飲食店勤務だったのですが、毎日くたくたになるほどの忙しさと、精神的な悩みでハゲそうな状況だったことを覚えています。
それは上司からのプレッシャーや、部下とのコミュニケーションの取り方の悩み等。
仕事をしていれば、誰でも持っているような悩みです。
そんな仕事の悩みがあっても、プライベートで気持ちを切り替えるなどして、悩みを解決するというのが普通だと思うのです。
結婚していれば家に帰って、子供の寝顔をみて、また明日から仕事頑張ろう!
同僚や友人と飲みにでも行って、バカ話でもして嫌な事を忘れるとか、休日に恋人とデートするとかです。
悩みがあってもそうやって、明日への励みにしていくと思うのでが、私にはそういった自分の事を話せる人は、身近にはいませんでした。
でもゲームの中では違ったのです。
話し相手も沢山いましたし、相手も私と同じような境遇で、孤独という悩みを共有することができて親しみやすかったのです。
自分の好きな人とだけ一緒にいられる。
FF14は、当時の私にとって、楽園そのものでした。
ゲームの中では、モテモテでいられる
私が思う理想の男性は、単純に顔も心もイケメンキャラで、女性にモテモテでいたい。
もしくは、顔は無理でも、性格だけでもイケメンでいたい!
そう思ってはいても、現実は、なかなかうまくいかないものです。
しかも私は、それはもうイカツイ顔で、別段悪いことしてなくても、女の人なんて寄りつきもしません(笑)
しかしゲームの中では、自由に自分のキャラの外見を作れます。
女の人からモテるようにと、イケメンキャラも簡単に作成し、理想の外見へと近づける事ができるのです。
そうしてイケメンキャラを自分の分身として操作すれば、気分だけでもイケメンになれます(笑)
実際ゲームの中では、キャラの見た目、ゲームの腕前が全てでした。
- かっこいい!
- 素敵!
- 強い!
- お付き合いして下さい!
それまで生きてきて、言われたことのない言葉を女性キャラから言われるのです。
これはハマりましたね。
モテない男ほど(自分ですが)これ言われたら抜け出せなくなります。
こうやってゲームの中で慕ってくれる女性キャラと、一緒に遊ぶのが楽しくて仕方ありませんでした。
冷静になって、今ブログに記事にして書いていても、相当キモイやつだったなぁって思います。
どうやってゲームをやめられたのか?
結論から言うと、フレンドがゲームを辞めたからです。
FF14は、FCというサークルのようなものを、仲の良いプレイヤーたちで作ることができます。
私の所属していたFCは、全員で7人しかいない小さなFCでしたが、みんな仲が良くインすれば誰ともなく声をかけ一緒に遊んでいました。
しかし一人、また一人とインしなくなっていました。
気がつけば私ともう一人だけ。
私と一番仲がよかったフレンドの2人きりになっていました。
それでも一緒に遊ぶ時間を決めて、ゲーム内で待ち合わせをして、2人だけで遊んでいました。
しかし、
そのフレンドも突然インしなくなったのです。
それでも私は、いつも待ち合わせしていた時間にインして、ゲームの中でそのフレンドが来てくれるのを待っていました。
しかし、2ヶ月経っても1度もインしてきませんでした。
ゲームを引退したのだな
そう思った瞬間でした。
フレンドが全員インしなくなって、急速にゲームへの熱が冷めていきます。
自分は今まで何をしてたんだろ?
リアルに考えてしまってからは、一気にゲームに興味がわかなくなりました。
こうして3年もの間、夢中になって寝る間も惜しんでやっていたゲームを、あっさり辞めることができたのです。
まとめ
今にして考えると、仕事中もFF14の事ばかりを考え、休日なんかは食事と風呂、トイレ以外は全てFF14やってました。
ゲームをしていた時は、楽しくて仕方がなく時間が経つのも忘れて没頭していました。
今となっては、そのゲームに費やしていた時間が、いかに貴重な時間だったのかと、思い知らされます。
あの時FF14をやっていた時間を、ブログにあてていたら、今頃は少なからず収益が出ていたかもしれません。
そんな後悔しても仕方の無いことを、ふと考えてしまいます。
ただし、時間は失ってしまったけど、一つだけ大切なものを得ることができました。
それはFF14の中で、知り合ったフレンド達との思い出です。
所詮ゲーム、されどゲームです。
FF14の中で知り合ったフレンド達、今はゲームを卒業したのか、他のゲームをしているのかはわかりません。
きっともう一緒にFF14の中で遊ぶことはないでしょう。
それでも、みんなと一緒に遊んだ思い出は、ずっと心に残ります。
ゲームを引退して、最後に気づいたのです。
MMORPGは、思い出をつくれるゲームなのだと。
無駄な時間を過ごしたようで、無駄ではなかったのだと。
人間にとって最高の娯楽は、人とのコミュニケーションなんだなぁ
以上です
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。