2018年に7年ぶりの復活をはたした、浪江町請戸地区の安波祭!
浪江町の請戸漁港、安波祭に行ってきました。
2019年2月17日、震災以降7年ぶりに復活してから第二回目の今年は、ダイドードリンコ提供の日本の祭り(BS放送)も撮影にきていたため大いに盛り上がりを見せていました。
- 請戸地区の過去と現在
- 安波祭へのアクセス
- 安波祭の様子
祭りの様子を、以上3点にまとめたものが本記事の内容になっています。
震災前の様子をtweetでみてみる
東京築地などとも取引のあった、震災前の請戸漁港。
美しい港の画像などをアップしてくれていたtweetを、まとめてみました。
震災前の請戸
請戸漁港見晴台にて
2018.1.2 pic.twitter.com/PMf4gEjhlG— けいぶる・ぼーく (@madfall1213) February 24, 2018
震災前の福島県浪江町の請戸漁港、今は津波で何もなくなってしまいましたが、いつかまたこのような光景が見たいものです。 pic.twitter.com/a7PvHDOEK2
— ken-ken-pa (@kenkenpa41410) March 11, 2016
請戸漁港は第一原発から約7キロ北の太平洋岸に位置する。震災前はコウナゴ、シラス、サケ、ヒラメなど年間約1600トンの水揚げがあり、東京・築地市場などでも高値で取引されてきた。 https://t.co/Ffrx5pqw2k @FKSminpoさんから
— 灰猫(にゃーん野郎) (@nekoyasshiki) February 26, 2017
tweetをみるとたくさんの魚がとれた、豊富な漁場であったことがわかります。
浪江の請戸漁港。
やっと、この場所で初日の出を拝めることができました!震災前は海釣りに来たりして、よく眺めてた朝日。
今年は、感慨深いものがあります(*´˘`*)#初日の出#請戸#浪江#福島 pic.twitter.com/IbjZTbnoum— もび島 @ Always✩Alan.R (@moby46) January 1, 2018
きれいな朝日。
いつの日かもとの請戸にもどれることを祈って。
請戸地区の現在の様子
請戸地区の現在の様子です。
まったく何もありません、見渡す限り平地が続きます。
遠くに見えるのは津波の際、海水に浸かってしまった木々。
荒涼とした眺めは、映画のなかの風景のようです。
震災の時の家屋が、現在もそのまま残っています。
写真の折れてしまっている木は、津波で残った唯一の木でした。
しかし塩害には勝てず枯れてしまったようです。
安波祭の開催されるこの場所は、もともと神社のあった場所。
そのときの瓦礫が現在も横たわっています。
この場所に神社が建っていたそうです。
大漁祈願や海上安全を祈る、江戸時代から続く大切な祭り。
何も無くなってしまったけど、その想いは変わらないのでしょうね。
安波祭会場へのアクセスは?
請戸地区は、いわきや広野方面からだと、帰宅困難区域をぬけた先にあります。
相馬、広野どちらの方面から来る場合でも、県道254号線を走れば大丈夫だと思います。
漁港近くの右折する道は、まわりに目印になるものが一切ありませんので、その点だけ注意です。
周りに何もありませんが、一応駐車場の区分としてもうけられた土地がありますので、そちらに駐車することになります。
駐車スペースは広いですし、無料です。
祭りの様子
BSの日本の祭りでも取り上げられるとあってか、撮影も本格的!
こんな映画さながらのクレーン付きカメラも登場
上空から大型ドローンでの撮影もやってました
ご祈祷から始り
踊りが始まります
大漁祈願、海上安全を祈っての獅子舞も!
華麗に舞ってました。
女性の方の踊りは華やかで、繊細な舞でした。
思い出の映像、浪江町請戸、安波祭、樽神輿練り歩く! http://t.co/ntkg5pECcY @youtubeから
— マメ (@ToSpend) September 22, 2014
震災前の安波祭
男達が神輿を担いで、最後には海の中に入るという豪快そのもの!
もう見ることのできない過去の映像です。
おわりに
地元の方の話では、昨年もメディアの人の方が多く、一般の参加者はかなり少なかったそうです。
たしかに今年も一般の方は、あまり見られませんでした。
請戸の安波祭は、小さいし質素な祭りです。
津波のあとが、あの頃のままなのも痛々しいですが、そういった中で行われる祭りこそ意味があると思います。
浪江町は原発から近く、放射能レベルも高いのでは?と思うかもしれませんが、実は福島市よりも低いのです。
心配はいりませんので、機会があれば行ってみてください!
3月24日、BS12で放送です。
このチャンネルは全国無料放送なので、祭りの様子をみてみてください!
おしまい