歴史の中でもグチャグチャで覚えにくい幕末という時代
昨年で幕末から150年という月日がたちました。
歴史では必ずといっていいほどテストにもでますし、テレビドラマの題材にも数多く取り上げられます。
しかしこんな風に思ったことはありませんか?
- 来週のテストで幕末がでるって!?あそこわかりにくい、最悪w
- このドラマ面白いんだけど、どうも幕末って人間関係が複雑で苦手(汗)
- 幕末のこと知りたいけど、本読むのめんどくさい・・・
幕末という時代は登場人物も多く、その上、人間関係もグチャグチャです。
鎖国、朝廷、幕府、と政治も絡んできていろんな事が盛りだくさん!
ウワーーーーッ!!!
おぼえらんねーっっっっっ
と、発狂寸前になりそう
そんな人に幕末をもっとわかりやすく書いた本があるのです。
幕末という複雑な時代を、マンガのようなコミカルな表現で表し、年齢問わず読みやすく、時には笑ってしまえるような内容。
それが今回ご紹介する、幕末物語という本です。
学校の先生がオススメするくらい
読みやすい本なんです!
お笑い芸人の方が書いた本ですが、大変読みやすく幕末の難しい時代でも、スッと頭に入ってきます。
わたしが今まで読んだ幕末の本のなかでも、一番読みやすくその頃をイメージしやすかった本でもあります。
作者ってどんな人?
名前は房野史典さん(ぼうのふみのり)
吉本興業所属の2人組お笑い芸人
コンビ名はブロードキャスト!!
写真右が房野さん
左は相方、吉村憲二さん
2007年に名古屋から東京本社に移籍、本格的に活動をはじめる。
房野さん自身はお笑い芸人でありながら、日本史についての知識は凄まじく豊富。
先生すらも圧倒するほどの知識の持ち主。
反面英語は全くの苦手で、大学のテストで2点しかとれずに教授に見はなされたとのウワサも。
日本史の知識もさることながらセンスのある笑い。
そして名古屋学院大学卒業という経歴からも、現役の高校生が、先生にしたいお笑い芸人NO1であるというのはうなずけるというもの。
おすすめの理由
房野さん自身のブログでも、幕末物語の一部を読むことがきます。
↓読んでみてください
見てみるとわかりますが、お笑い芸人らしい切り口で書かれてあるし読みやすいです。
そしてわたしがオススメする理由は、大きくわけて2つのことが他の幕末の本と違うからなのです。
1、活字だけどマンガを読んでいるみたい
この本は歴史ものにありがちなクドクドした説明が一切なく、大切な要点だけにしぼって面白おかしく物語は進んでいきます。
じつはわたしは、本を読むのが嫌いなのです。
本を薦めておいてなんなんですが(汗)
そんな本嫌いのわたしが、この本はスラスラと最後まで苦もなく読んでしまいました。
わたしと同じように本嫌いの人にも、自身をもってオススメできます!
そしてマンガを読んでいるみたいとは、具体的にどのようなものなのか?
- それはこの本に出てくる登場人物が、吹き出し形式で会話しているため人物の掛け合いが把握しやすい。
- しかも現代の日常会話にちかい言葉使いで表現されているので、親近感がわきやすい。
- さらに友達に話すような感覚で書いてある。
以上のことから
読ませ方もテンポよく進むので、はやく先が読みたくなって気づいたら読み終えてましたw
この辺が超現代語訳というタイトルの
見せ所なんでしょうね
鎖国の時に、いかにアメリカが舐めきった態度で日本に接してきたのか、吉田松陰が、いかに熱い男だったのか、などなど教科書や参考書などとは比較にならないくらい楽しく読めちゃいます!
マンガ形式にちかいので、それだけ登場人物の心情が読み手に伝わりやすいのです。
2、ギャグ形式なので楽しく学べる
ペリーの再来港について
ラディッツ倒したのに次くるサイヤ人もっとつえーのかよ!?
ハリスの会話
それとコレとは別ハリス
本を読まないとわからないギャグですが、とにかくあきさせません。
なんなら歴史の勉強してるのに笑っちゃうくらいですからねw
こればっかりはさすがお笑いのプロですから、他の歴史の本の作家さんにはマネできないでしょうね。
おわりに
日本が大きく変わろうとしていた激動の時代幕末。
西郷隆盛や坂本龍馬、新撰組などなど魅力的な人物もたくさん!
わたしも幕末大好きですが、物覚えがわるいのでいっつも裏覚えでドラマみてましたw
でもこの幕末物語をみてから、人物同士のつながりや政治的な目論みなどだいぶイメージとして頭に入るようになりました。
幕末好きな方なら、ぜひ手に取って読んでもらいたい一冊です!
他の房野さん著書ご紹介
↓戦国時代版
↓わたしはまだ読んでないですが、気になる一冊です。